モツはどこの部位?ホルモンとの違いや種類を解説

もつといえば、鍋料理や煮物として多くの人に好んで食べられている肉の部位です。アツアツのもつ鍋やもつ煮込みは寒い時期にぴったりです。どの部位を「もつ」と呼ぶのか、また似たニュアンスで使われる「ホルモン」はもつとどのような違いがあるのかをご紹介します。

モツはどこの部位?ホルモンとの違いや種類を解説のイメージ

目次

  1. 1モツの部位・場所【牛・豚・鳥】
  2. 2ホルモンの部位・場所【牛・豚・鳥】
  3. 3モツとホルモンの違い
  4. 4モツとホルモンを使ったレシピ
  5. 5もつとホルモンで活力みなぎる毎日に!

モツの部位・場所【牛・豚・鳥】

もつの部位には多くの種類があり、同じ内臓であっても動物の種類によって部位の名前が異なったり、その動物にしかない部位があったりします。
どの動物にどんな名前のもつの部位があるのか、詳しく紹介します。

もつは「内臓全般」のこと

もつとは、牛や豚、鳥などの鳥獣肉の内臓全般のことを指します。
牛や豚の内臓や、ある部位・場所だけを限定してもつと呼ぶ、というわけではありません。


内臓全般なので、肝臓であるレバーや心臓であるハツなどの部位も、広い意味ではもつと呼ぶことができます。

もつの由来は、内臓を指す「臓物(ぞうもつ)」から来ています。

代表的なもつの部位一覧

牛・豚・鳥のもつの各部位について紹介します。

牛のもつの部位一覧

代表的な牛のもつには以下のような部位があります。
胃が4つの部位に分かれており、それぞれ名前が付いているのが特徴です。
 

心臓 ハツ コリコリとした食感。生食が可能な部位。
肝臓 レバー 濃厚な味わいで、栄養が非常に豊富な部位。
ミノ(第一胃)、
ハチノス(第二胃)、
センマイ(第三胃)、
ギアラ(第四胃)、
ミノ・ハチノス…強い弾力がある。
センマイ…コリコリとした食感。
ギアラ…濃厚で歯ごたえがある。
横隔膜 ハラミ、サガリ 内臓の部位の中でも食感が肉に近い。
小腸 マルチョウ 油が多く、柔らかめの部位。
大腸 シマチョウ 脂分・歯ごたえのバランスが良い部位。
子宮 コブクロ コリコリとした食感で歯切れが良い部位。

豚のもつの部位一覧

代表的な豚のもつには以下のような部位があります。
 

心臓 ハツ シャキシャキとした食感が特徴。臭みやクセがほとんどない部位。
横隔膜 えんがわ、ハラミ 脂分が少なく、肉に似ているので人気が高い部位。
ガツ クセや臭みが少ない。鳥の砂肝の部位に似たコリコリの食感。
肝臓 レバー 濃厚な味わいで栄養が豊富な部位。加熱しすぎるとパサパサになるので注意。
小腸 ヒモ もつ煮など、煮込むと深い味わいが楽しめる部位。
大腸 ダイチョウ、シロコロ 歯ごたえがあり、小腸よりやや太い部位。シロコロとは大腸を開かずぶつ切りにしたものを指す。

鳥のもつの部位一覧

代表的な鳥のもつには以下のような部位があります。
鳥の場合、もつ煮よりも焼き鳥で使われる機会が多く、色々な部位を食べることができます。
 

心臓 ハツ 筋肉質の部位で、プリプリと弾力のある食感の部位。焼き鳥やもつ煮、もつ炒めにも合う。
肝臓 レバー 鉄分やビタミンが豊富で栄養価が高い部位。クセがなく、煮ても焼いてもおいしい部位。
筋胃 砂肝 牛や豚にはない、鳥類特有の部位。コリコリとした独特の食感がある。
卵巣 キンカン 体内にある成長途中の鳥の卵。もつ煮や焼き鳥で食べられる部位。

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ホルモンの部位・場所【牛・豚・鳥】

次にホルモンの部位について詳しく紹介します。

ホルモンとは「牛の小腸・大腸」の部位のこと

ホルモンは一般的に牛や豚の腸を指し、焼き肉に使われる部位のことを言います。
居酒屋などのメニューで「ホルモン焼き」はありますが、「もつ焼き」という種類のものは見かけないように、一般的には焼き肉向けの部位として呼ばれています。

ホルモンの部位一覧

ここでは、ホルモンと呼ばれている牛と豚の小腸・大腸の部位について紹介します。

小腸 コプチャン、コテッチャン、シロ(牛)、ヒモ
大腸 テッチャン、シマチョウ、シロ(豚)

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モツとホルモンの違い

普段なんとなく同じような意味で使っている、もつとホルモンという言葉ですが、ここではどのような違いがあるのかを説明します。

もつは「内臓全般」ホルモンは「牛や豚の小腸・大腸」

もつとは、鳥獣肉の内臓のことを言います。広い意味では、牛や豚・鳥だけでなく動物の内臓の部位全般のことを指します。
もつを大きく分類するために、肝臓や心臓などの循環器系の部位を「赤もつ」、胃や腸などの消化器系の部位を「白モツ」と言う場合があります。

一方ホルモンとは、焼肉などで食べるための牛や豚の腸の部位を指します。
ホルモンの由来は、「女性ホルモン」など内分泌のホルモンから来ており、「栄養豊富で食べると元気になる部位」と考えられ、ホルモン焼きなどの料理名に使われたとされています。

つまり、もつとホルモンは別のものではなく、もつの中にホルモンと呼ばれる部位があるということなのです。

もつとホルモンのここが違う!

もつとホルモンの違いは以下のとおりです。

  もつ ホルモン
部位・場所 内臓全般 牛、豚の小腸・大腸の部位
料理 もつ鍋、もつ煮などの煮物 ホルモン焼き、もつ炒めなどの焼物
名前の由来 臓物(ぞうもつ)の「もつ」から 内分泌のホルモンから

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モツとホルモンを使ったレシピ

居酒屋や焼肉店でもつ料理を目にすることはよくありますが、自宅での調理にはあまり馴染みがないもつ料理。

現在はスーパーや精肉店などで下処理済のもつが売られていたり、もつ煮込みやホルモン焼きのたれも販売されています。
ここではもつ料理と下ごしらえについて紹介します。

もつ煮込み

この項ではもつ煮込みの材料・下処理のしかた・作り方について紹介してまいります。

材料

  • 豚白モツ
  • 酒、しょうが(下処理用)
  • 大根、にんじん、ごぼう等の根菜
  • 長ねぎ
  • こんにゃく
  • みりん
  • ごま油
  • 味噌

下処理のしかた

スーパーなどで売られているもつには、ボイル処理をしてあるもつと生のままのもつがあります。

ボイルされているものは、一度沸騰したお湯でもつを茹でこぼす程度で問題ありません。
スーパーでは、レバーなど他のもつと区別するため「白モツ」とラベルに表記してある場合が多いです。

生のもつは、食べやすい大きさにカットしてから多めのお湯で一度茹でこぼします。
もつをざるにあげたら、たっぷりのお湯の中にあけてもみ洗いします。
再び鍋に酒としょうがを入れてお湯を沸かし、もみ洗いしたもつを入れて10分ほど茹で、ざるにあげて水気を切ります。

作り方

  1. 白モツ以外の具材は一口大にカットしておきます。
  2. 鍋にごま油を入れて熱し、下処理をした白モツとカットした野菜を入れて炒め、全体に油が行き渡ったら水を加えてアクをとりながら中火で20分程度煮込みます。
  3. みりんと味噌を加え、さらに10分程度追加で煮込み、仕上げにごま油を回しかけて完成です。

ホルモン炒め

こちらの項ではホルモン炒めの材料・作り方について紹介してまいります。

材料

  • 豚・牛ホルモン
  • キャベツ、玉ねぎ、にんじん等お好みの野菜
  • 焼き肉のたれ、またはホルモン焼き・もつ煮のたれ
  • 塩コショウ

作り方

  1. 材料は食べやすい大きさにカットし、ホルモンは下処理を済ませておきます。
  2. フライパンでホルモンを炒め、野菜を入れて炒めます。
  3. 塩、コショウ、たれで味付けをして完成です。

もつとホルモンで活力みなぎる毎日に!

今回はもつとホルモンの違いや部位と種類、レシピについてご紹介しました。
もつとホルモン、どちらも様々な部位と種類があり、美味しくて栄養豊富な食材です。
スーパーやお店のメニューで見かけたら、ぜひ食べてみてください。

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この記事のライター
猪本

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