「現れる」と「表れる」の意味の違いや使い分けのポイントとは?

社会人でも同音異義語である漢字の「現れる」と「表れる」の使い分けや違いを判断できる人は少ないです。そのためここでは、「現れる」と「表れる」の意味や使い方を解説し、より深く理解するために例文を用いて更に詳しく解説します。加えて使い分けの例外も紹介します。

「現れる」と「表れる」の意味の違いや使い分けのポイントとは?のイメージ

目次

  1. 1「現れる」の意味
  2. 2「表れる」の意味
  3. 3「現れる」と「表れる」の使い方
  4. 4「現れる」と「表れる」の例文
  5. 5「現れる」と「表れる」の違いや使い分け
  6. 6同音異義語を日ごろから意識する

「現れる」の意味

現れるの正確な意味を挙げます。

 

「現れる」の意味 隠れていたものが見えたり、姿が見えるようになること。    

具体的に、「物体」が視覚的に見えるようになることが「現れる」の意味です。具体的に視覚でとらえることが可能なものが見えるようになった場合「現れる」という言葉の意味を指します。「現れる」の意味を理解するポイントは「物理的」であるかどうかです。

「表れる」の意味

次に「表れる」の意味を挙げます。

 

表れるの意味 自分の意志を表現する、表に出す、思い出が出る  

このような意味になります。こちらの「表わす」の意味は理解しにくいです。「表れる」の対象となるのが視覚的に見ることが出来ず抽象的なことが表に出るという意味になります。人間の記憶や感情などが表に出る場合、この「表れる」の意味を指すことが多いです。

「現れる」と「表れる」の使い方

「現れる」と「表れる」のそれぞれの使い方を解説します。両方の使い方を理解することで、後に記載する「現れる」と「表れる」の意味の違いや使い分けを理解しやすくなります。

同音異義語は両方の意味を理解することが出来ても、使い方を誤ってしまう可能性が高いです。正確な意味を理解しても使い方を覚えておかないと事実上使うことが出来ません言葉や漢字の正確な使い方を他人に説明できる人も少ないため、ここでしっかりとマスターしましょう。

「現れる」の使い方

「現れる」の使いかは「視覚的に見えるもの」が姿を見せたときに使います。

【例文】

太陽が雲の隙間から姿を現した。

このような表現をする際には「現れる」を使います。「現象」という熟語にも「現れる」という漢字が使われており、物理的変化が目に見えた場合「現象」という言葉が使われるということから「現れる」の使い方を理解するヒントになります。

ここでも、「現れる」の使い方を理解するポイントは「視覚で確認することができ、物理的な物が見える」ということを覚えておくと「現れる」を使う際に思い出しやすくなります。

「表れる」の使い方

「表れる」の使い方は、「視覚的に確認することが難しく言葉や感情を表に出す」際に使われます。

【例文】

感情が表に表れる

例文に取り上げた「表れる」は「表現する」という言葉に置き換えることが出来ます。このように、「抽象的な」ものが表に出た際には「表れる」を使います。人間の感情を説明する際に「表れる」は使われることが多いです。

「表現する」の対象になる言葉をイメージすると「表れる」の使い方を理解しやすくなるポイントになります。更に、「現れる」と「表れる」の違いを理解する際にも、このような類似表現を思い出すと使い分けや意味の違いを理解しやすくなります。

「現れる」と「表れる」の例文

ここでは、「表れる」と「現れる」の例文を挙げます。例文を確認することで使い分けや意味の違いを理解することが簡単になります。また「出現する」や「表現する」といった類似表現に置き換えることでより深く意味や使い方を理解することが出来ます。

「現れる」の例文

ここでは、「現れる」の例文を挙げます。「物理的な物であり、視覚的に確認できること」が「現れる」の対象になるのでそのことを意識して「現れる」を使うようにしましょう。
 

薬の効果が現れる。
 
瞑想したことにより心が現れる。      
 
音楽界に100年に1度の天才が現れる。

このような例文が挙げられます。この3つの例文に共通していることは「現れる」の対象が「物理的であり視覚で確認できるもの」と、「現れる」を「出現する」に置き換えられるということです。この共通点に気を付けることで「現れる」の使い方を理解しやすくなります。

「表れる」の例文

ここでは、「表れる」の例文を挙げます。「表れる」は「人間の感情や言葉」を表に出す際に使われるため、「表れる」の対象は抽象的なものになります。「芸術的なもの」を「おもいで」が表現する場合は「表れる」を使います。
 

テスト勉強をさぼったためその行いが結果に表れる。  
 
誰よりも努力したため自信の表れが目に見えて分かる。     
 
 ピアノの独特な演奏技法が発表会で表れる。         

この様に、「芸当的技法の表現や」、「気持ちの表れ」の意味を明確にしたい場合「表れる」という熟語を使います。例文を確認することにより、「表れる」と「現れる」の使い分けや漢字の違いを理解することが出来ます。

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「現れる」と「表れる」の違いや使い分け

ここでは、「現れる」と「表れる」の違いや使い分けを解説します。使い分けが難しいとされる同音異義語は2つの漢字のうち一方が常用漢字であれば、使い分けは非常に簡単ではあります。

しかしながら、「表れる」と「現れる」はどちらとも常用漢字であるためどちらを使うべきか迷った際には2つの漢字の明確な定義を覚えておかなければなりません。

ここでは、上記で説明した「現れる」と「表れる」の意味や使い方、例文を確認したうえで更に詳しく「現れる」と「表れる」の違いや使い分けを詳しく解説します。

同音異義語とは

「現れる」と「表れる」の違いを解説する前に、「表れる」と「現れる」が分類される「同音異義語」について少しばかり解説します。

同音異義語とは、同一言語において発音が同じで意味の異なる2つ以上の単語です。日本語では読み方が同じ単語や熟語が多いため社会人でも多くの方が間違える傾向にあるため、しっかりと確認しておきましょう。

同音異義語の例
 

以外、意外、遺骸
 
移動、異動、異同

このように、同音異義語は多様に存在します。

「現れる」と「表れる」の違い

「現れる」は次のような意味です。
 

隠れていたものが視覚的に見えるようになる。姿を見えるようにする。

「現れる」と「表れる」の違いを理解するポイントとして「現れる」の対象は、「具体的であり視覚的に可視することが出来る」ということです。

「表れる」は次のような意味です。
 
表現する、芸能的な表現を表す、自信が表れる。

このように、主に「視覚的にはあまり見ることが出来ず抽象的な物を表現する」場合に「表れる」が使われることが多いです。

この2つの意味を再度確認した上で、それぞれの違いをまとめると「抽象的」か「具体的」に見えるかどうかということがキーポイントになってきます。

この、キーポイントを確認することで、「現れる」と「表れる」の違いを明確にすることが出来ます。

「表れる」と「現れる」の使い分け

「現れる」と「表れる」の使い分けは、「具体的」か「抽象的であるか」、または「視覚的に可視出来るか」、「視覚的に判断することが難しいか」で使い分けることが出来ます。
 

表れる 抽象的、視覚的に判断することが難しい
現れる 具体的、視覚的に可視出来る

この様に、意味の違いを理解して判断が難しい同音異義語は使っていきましょう。

使い分けの例外

「現れる」と「表れる」の違いや使い分けを解説しました。しかしながら、何事にも例外があるようにこの同音異義語である「現れる」と「表れる」の使い分けにも例外があります。

それは、「症状があらわれる」と「成果があらわれる」という例文の場合「現れる」と「表れる」どちらでも使うことが出来ます。「成果が表れる」や「症状が現れる」といったように使うことが可能です。

このように、どちらでも使うことが可能なケースがあります。しかしながらこのようなケースは少ないため、しっかりと使い分けを理解しましょう。

同音異義語を日ごろから意識する

同音異義語はどちらが正しい熟語なのかの判断が非常に難しいため、いざ使う場面になった直面した場合すぐに答えを出すことは困難です。

そのため、日ごろから漢字や熟語には意識して同音異義語のような文法を見つけた場合覚えておくようにしましょう。

漢字や熟語を使う機会は多いため正確な言語運用ができるように日ごろから注意して文や漢字を読むようにすると、見聞や役立つ知識を獲得することが出来ます。

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この記事のライター
滝 絵修
関西学院大学に在学している者です。記事を書くという仕事は初めてですが大学の方で、論文やレーポートを大量に書いており...

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